たかおの読めばわかるお葬式をする事の意味
2016年12月04日
人が亡くなったら届のみをすればよいか
日本では、生まれた時に戸籍に登録されます。又住んでいるところが住民票によって管理されています。これによって選挙の案内や、いろいろな案内を受けることができます。これらの登録のままにしているとそのまま案内が来ますが、亡くなったとしたらそれらの案内は不要になります。ですから、亡くなったことの届けをしなければいけません。死亡届になり、市役所などに行います。届をするときには医師の診断書などが必要になります。基本的には、人が亡くなったときに行うのは届のみで問題ありません。届を行わないと、法的に問われることもあります。ただ、多くの人は届だけで済まそうとは考えていません。
お葬式を行わないといけないと考えているでしょう。お寺であったり、葬儀場などで行います。さらに火葬をして、お墓などに埋葬します。火葬自体はある程度決められているため必ず行わないといけませんが、式や埋葬は必ず行わないといけないわけではありません。行う意味としていろいろあります。故人は、亡くなってもしばらくはこの世にいるとされます。何もしないでいると、あの世といわれる世界にいけません。そこで無事あの世に送り出すために行います。宗教による違いはあれ、目的はそれほど変わらないでしょう。生きているときは、死のことがわかりません。でもいずれ人は死にますし、周りにも死んでいく人はいます。
その時に、生きていることと死んだときのことを考える必要があります。観念体系として、霊魂観、死生観などがあるとされています。それを具体的に形にしたものが式として執り行われます。亡くなった人に対して供養をする気持ちであったり、儀礼の気持ちを込める場になります。現在においてはある程度パターン化されているため、そのパターンに従うことで、他の人が行っている儀式が行えるようになっています。
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